イップス
今日はイップスについて書いてみようと思います。
イップスとは、ある程度技術的には習熟度が高いプレイヤーが、ある動作を行おうとしたときに、極度の精神的な不安や緊張により、筋が強く萎縮し、遠近感などの感覚も悪くなり、普段簡単に出来ていたはずの動作ができなくなることだと自分は解釈しています。
私もイップスになった経験があります。
あれは中学校一年生の秋ごろでした。
当時新チームになり、投手をしていた私は練習試合で登板をしていました。
回が進んでいって調子よくすすんでいっていましたが、突然ボールが抜け始めます。
どんどんコントロールが定まらなくなり(もともと良くなかったが)、何人も連続でフォアボールを出したところで降板。
その後の登板でも回が進むと、そういった状況になり、四死球連発。
「何で?」
と思っているうちに、どんどん症状は悪化。自分のフォームを見失い、普通のキャッチボールもままならなくなります。
ボールを投げようとすると、1回動作が止まるようになったり、テークバックの時に腕が頭にぶつかるようになったり…
ついには投手は続けられなくなり、外野手にコンバートされました。
その当時は「イップス」という言葉も知らず、仲間や先生に相談するも、解決方法は見つからず…
結局大学で野球を引退するまでイップスとの戦いは続きました。
野球は大好きですがイップスが出るときは変な汗をかくし、みんなが楽にできるキャッチボールが苦痛で仕方ありませんでした。
今も少し名残が出てくるときもありますが、解決方法や対処法を見つけ、ある程度コントロールできるようになりました。
イップスで悩んでいるプレイヤーも多いと思います。もし私の記事がそれのヒントになれば幸いです。また近日中にアップします。