スローイング向上(イップス改善)練習方法
前記まで、イップスになった人の改善策をアップしてきましたが、ここからは、具体的な練習方法の紹介をしていきます。
これは、イップスだけでなく、通常のスローイングも向上することができる練習です。
スローイング向上のポイントは
「投げるボールの軌道をイメージすること」
です。
投球動作はここでは意識しません。「こんなボールを投げたい」というイメージを持ち、自分のリリースポイント~目標までをラインでつなぐ意識を持つことが最も大切です。
しかし、ただイメージしましょうと言っても中々難しいのが子ども達です。
練習を工夫し、ボールの軌道をイメージしやすくしていきましょう。
今日紹介するボール軌道イメージ練習の1つは「ネット越しスロー」
です。以下説明です。
行い方:まずはコントロールを気にせずに思い切り投げられる環境を作りましょう。人に投げると緊張してしまう人は目標を物にします。
目標に向かって投げるのですが、自分の2、3メートル前にネットを置いておきます。
投げると、当然ネットに当たりますよね。それでOKです。むしろそのネットにぶつける方に意識を持っていきましょう。
意識してほしいのはネットのどの辺にぶつけると目標に行きそうなのかをイメージすることです。
上手く出来てくると、段々ネットの位置を自分から離していきましょう。徐々に投球の軌道(ライン)が見えてくる感覚が生まれてくると思います。目標までどれくらいまで離していくかはその人の感覚次第ですが、個人的には10メートルくらいまでネットを離せば十分だと感じています。
そこまで行くとネットを外して(仮想のネットがあると想像して)、投げてみるといい感覚で投げられるのではないでしょうか。
コントロールにお悩みの選手はぜひ、試してみてください。(特に投手)
それでは、今日はこの辺で。