打撃におけるボールの観方について その2
続きです。
バッティング時にどんな眼の使い方をすればボールをしっかり捉えられるのでしょうか?
それは、周辺視の活用にあるのではないでしょうか?
中心視は視野の中心のことで、物の形や色を正確なの把握する能力に、長けています。一方周辺視は、物の動きを感じとる能力に、長けています。
私はこの周辺視の動きを感じとる能力を最大限に生かせるような使い方を提案します。
それは、
「目を動かさない」
ことです。
視線を固定して視野の中を飛んでくるボールを、ただ、捉えるのです。
固定したビデオカメラで見ているイメージです。
お手玉をしていてボールをキャッチするところを見ているとスムーズに出来ませんよね。ボールの頂点辺りを観て、自然にボールの落下点を予測してるから見ていなくてもキャッチできるのです。
眼の働きは、ボールを追いかけることではありません。ボールの軌道全体を映し出し、予測する材料を集めることが大切です。
私の県では、中学校教員が審判をします。その時に、「アイトラッキング」という『顔を動かさず、眼だけでボールを追う』ことを基本と言われます。しかし、私は無視して眼を動かしません。(笑)
眼を動かしてしまうと自分のイメージしたストライクゾーンも、動いてしまうからです。
よって、ボールを正しく捉えられる眼の使い方は、
「眼を使わないこと」
ぜひ、試してみてください。
今日はこの辺で。
チャオ!