ホームスチール
今日は、単独でのホームスチールの有効性を考えてみたいと思います。
ホームスチールを狙う場面としたら、
・1点の重みがある状況。
・打者の打力が低い。
・走者の走力が高い。
・バッテリーの警戒度が低い。
こんな場面が適しているでしょう。
ホームスチールの狙い目は
①ピッチャーがワインドアップモーションに入ったとき
②ピッチャーがセットに入る瞬間
③キャッチャーが投手に返球したとき
④キャッチャーがミットを手に持っていないとき
ですね。
①は、投手のモーションが大きくなるのでチャンスがあるし、プレートを両足で踏んでいる状態でスタートすれば、外すときは軸足から外さなければならず、ボークも誘いやすいでしょう。
②は、セットに入ろうとするときにスタートされると、セットをお動作を途中で止めたりクイックピッチになりやすく、これもボークを誘いやすいでしょう。(特に右投手に有効です)
③は、例えばキャッチャーがランナーに目もくれず、しかも山なりのボールを返すときなどが狙い目でしょう。ピッチャーがキャッチャーの返球をマウンドに登りながらもらうと、さらにチャンスかもしれません。
④は、滅多にありませんが、キャッチャーがミットを股に挟んでマスクを着けているときなど経験の浅いキャッチャーのときの狙い目になるでしょう。
しかし、ホームスチールは、相手に「やられた!」という強烈なダメージを与える一方で、ミスした時に、次の回の先頭打者がその打力の低い打者からになるなど、もちろんリスクもあります。
一番いい場面は、この1点をとれなければ次の回も無い、負けてしまうという場面かもしれませんね。
選手たちにも、色んなホームスチールの仕方について考えさせるのも面白そうですね。
ぜひ、お試しください!