鉄腕監督の野球革命!

ある中学校野球部監督のブログです。

一死三塁 パート2

昨日の続きです。

 

昨日は一死三塁の攻め方を

①強打

②叩き

スクイズ

④エンドラン

⑤セーフティスクイズ

⑥ギャンブルスタート

⑦ホームスチール

 にわけ、③まで考察しました。

 

今日は④から。

エンドランですが、軟式野球ではわりかしポピュラーな作戦ではないかと思います。個人的にも軟式野球のバントは難しいと思うし、高く跳ねるゴロになると、前進してきた投手に、三塁ランナーがそのままタッグアウトになったりする可能性もあります。

その点エンドランは転がりさえすればセーフになる確率は高く、満塁のようにフォースプレーがあり、スクイズは出しにくい場面にも使いやすいのではないでしょうか。

2ストライクから出してもファールになってもスクイズと違い打ち直しができるので、バッターのプレッシャーも少しは減るんじゃないでしょうか。

 

ただ、空振りの確率はやはりバントよりは高まると思います。

 

また通常のエンドランと違いこれは完全にゴロを打ちに行くので打率も低くなります。

 

スクイズと同じくハイリスクローリターンの攻撃といえます。

 

⑤セーフティスクイズ

通常のスクイズと違い、打者はバントしやすいボールを選び、走者も転がりをみてストップすることができます。相手の守備シフトによってはかなり成功率も高くなる作戦ではないかと思われます。もしミスをしてもどちらかかアウトになるだけなので、成功率が高く、ローリスクローリターンの作戦であるといえます。

 

ただ、走者にはある程度の走力、打者にもしっかりしたバントの技術が必要になります。

 

⑥ギャンブルスタート

野村監督がヤクルト監督時代にとりいれたギャンブルスタート。チームによってランナーのスタートのタイミングは異なるでしょう。バッターがスイングをかけたときのスイングGoのチームもあるでしょうし、当たった瞬間に走るインパクトGoもあるでしょう。また、ゴロが転がった段階ではいかず、送球間進塁を目指すギャンブルスタートもあるでしょう。

 

スイングまたはインパクトGoだと当たりの弱いゴロや、球際に転がると生還確率が上がるが、ライナーゲッツーや、低い外野フライでは戻りきれずせっかく距離が出ていてもタッグアップできない可能性もあります。

 

しかし、バッターも狙い球を決めてスイングできるので、ヒットが出る確率も上がります。

 

ローリスクハイリターンの作戦といえるのではないでしょうか。

 

⑦ホームスチール

これは現実的にはほとんどないと思いますが、ほとんどないからこそチャンスなのかもしれませんね。ただ、私はしようとは思いません。ハイリスクローリターンの攻撃です。

 

 

まとめていくと、ランナーを走らせて何かしらやるものは、リスクが高いが、返ってくるものは小さいということがわかります。ただ、そのリスクをとってまで奪い取った1点は逆に重みを感じさせる効果があるのかもしれません。

 

また、バッターの動きに対し、ランナーのスタートで勝負していく作戦は、それぞれの個々の能力による部分も大きく、判断が難しいプレーにもなると思います。しかし、監督としては、作戦の失敗の責任を選手のせいにしやすいところもあり、潔しとしない監督もいます。

 

強打という選択は「打ってとれる確率は低い」と考えがちですが、ヒット以外にも、タッグアップ、内野ゴロと打てなくても点が入ることもあるし、四球などチャンス拡大もあるので、半分くらいでいい結果になりそうな気がしませんか?

 

 

いろんな考え方があってよいと思いますが、私が最高だと思うのは、「お前たちに任せた」として選手が自分たちで勝負してきて結果を出したときです。

 

何よりも打てないから、といって試合のたびにチャンスで打つ経験を奪っていると永久にチャンスで打てないやつになってしまうではありませんか?

 

采配で点をとることも1つの方法ですが、子どもたちの心に残るのはやはりそういった勝負をしている、という感覚なのではないでしょうか?

 

日頃の練習はそういった勝負をするための場でありたいですね。