鉄腕監督の野球革命!

ある中学校野球部監督のブログです。

守備力を高めるノック

野球は相手より点を多くとったほうが勝つスポーツ。

 

よって攻撃面も重要ですが、守備力も勝敗をわける大きなポイントになります。

 

そして、守備の目的は

 

①得点を防ぐ

 

②アウトを奪う

 

です。

 

 

この2つの目的を、TPO(イニング、点差、相手の打順など)に応じてどちらを重視するのか天秤にかけながら守っていく必要があります。

 

しかしながら、アウトを3つ奪わなければ相手の攻撃は終わりません。得点を防ぎつつ、アウトを奪う能力を守備側は伸ばしていく必要があります。

 

 

そんな能力を伸ばすための練習の一つがランナー付きノックです。

 

やはり、試合ではランナーをアウトにしないといけません。ランナーの走力を感じながら、最適なプレーを選択する能力を伸ばすのです。

 

そんな中でも特に練習しておきたいプレーは、バックホーム

 

得点を防ぎ、アウトを奪うことのできる2つの目的を同時に達成することのできるプレーにもかかわらず、意外と最後の方にちょろっとしかされない場合が多いです。

 

ランニングキャッチからのランニングスロー、バックハンドからのスローイング、本塁でのタッグプレー、送球間進塁を許さない牽制の仕方、などなど、守備でもたくさんのバリエーションが必要となります。

 

走塁面でも、ゴーorストップの判断、タッグをかいくぐるスライデイングなども養われ、とても重要で、いろんな能力が伸ばせる練習です。

 

この練習を1番多くしておけば、1番緊張する場面でも落ち着いてプレーできるのではないでしょうか。

 

人数が少なくても、最低キャッチャー、内野手1人以上、走者1人以上で成り立ちますね。(走者1人はしんどいか)

これに外野手をつけても四人いればできますね。

 

実戦経験の究極の場面、バックホーム

 

しっかり練習しましょう。

 

 

2番最強打者論

お久しブリッジ

 

皆さんはどんな考えで打順を組まれていますか?

4番にチームの中心打者を組み、1番に俊足巧打、2番にバントやエンドランなど器用なつなぎ役、3番5番には4番の次点になる打者を入れる、というのが一般的な組み方でしょうか?

 

今日は私の打順の組み方についての考えを書きます。

 

私の考えでは、

①中学校野球は7イニングしかない。

②軟式なので、ゴロでもゲッツーになりにくい。

③一死三塁を作りたい。

 

という条件から、「2番最強打者説」

 

をとっています。

 

そう、2番にチームで最も打力の高い打者を置くのです。

 

長打力も兼ね備えた、スラッガータイプの打者です。(もちろん走力もあるに越したことはない)

 

チームの得点力をアップさせるには、最強打者をポイントゲッターでなく、チャンスメーカーとして使うというのが、私の考えです。

 

以下が具体的な打順の組み方になります。

 

1番 出塁率と走力が高い

2番 チームで1番の打者

3番 バントや小技ができる

4番 打率の高い打者

5番 長打率の高い打者

6番以下 打力順に並べるが、できれば9番には1番に上位につなげる出塁率と走力を持った打者を置きたい

 

こんな感じです。

 

攻め方のイメージは、

①1番が出塁

 

②1番の走力と、相手バッテリーのクイック+2塁送球能力と比べて勝っていれば盗塁。劣っていれば、2番の最強打者には強打。四割の出塁率を持っていればその確率で無死一二塁を作りに行きます。スチール警戒などで神経が走者にいき、真っ直ぐが多くなったり、制球が甘くなる確率が高くなるので、必然的に打率も上がります。

③無死一二塁が作れたら3番には、小技の効く打者を置いていると、バントなどで送れる攻撃も迷わなくなります。また、どちらか1人が出ていたら、送りで二死2塁で打率の高い4番に回せるし、エンドランを仕掛けて一三塁も狙えます。

 

最近流行りの2番打者最強論ですが、中学校野球でこそ、この組み方が生きるのではと思っています。

 

主力打者を中心に置き、一死三塁を作り出せば、強打者でなくても、点はとれます。

 

また、ビッグイニングを生み出せる可能性も高くなります。

 

いい投手には、1点をとるのが難しい、と言われますが、逆に言えば、1点もあげたくない、といい投手は思っています。

 

その心理を逆手にとり、一気に攻め落とすのです。

 

そんな上手くいくはずない、と思われるかもしれませんが、ぜひご一考ください。

 

あごと目線と胸の張り

今日は投球時の技術ポイント「胸の張り」についての考えを記そうと思います。

 

チームにうまく胸の張りを作れない選手はいませんか?

 

投球の時の胸の張りって重要ですよね。

 

特に腕を加速させる局面で、この動きが出ていないと、体幹の回旋もうまく発揮できず、腕の出力で球速を出そうとしてしまうようです。

 

しかし、この局面で胸の張りを意識させてしまうと、途端にぎこちなくなったりタイミングが合わなくなったり…

 

最悪こういった瞬間の動き(胸の張りや腕のしなり)を意識させてしまうと、投球リズムを崩してしまう恐れも(私はそれでイップスになりました)あります。

 

では、どうすればよいか。

 

胸の張りをうまく作れない選手の連続写真(もしくはスロー動画)に注目してみてください。

リリース前の腕の加速局面(いわゆるアクセレーションフェイズ)で恐らくあごがひけていませんか?

 

走り高跳びの背面跳びをイメージしてみてください。

 

ジャンプして体を反らしに行くときにあごを引いてしまうと体の反りの動作はうまく作れません。

 

バーをクリアしてから、あごを引くようにすると、自然と体が丸まり、無事に着地します。

 

これを投球でも利用します。

 

まず、着地を迎えて体幹の回旋に入るまでには、あごをやや上げて入ります。そうすると、首にも上手く力が抜け、自然と胸の張りが作られていきます。

 

そうすると自然と胸の張りが作られやすくなり、しなやかな上半身の使い方が身に付くかも!

 

しかし、あごを上げる、という意識では上手くタイミングが合わない人もいます。

 

そんなときは、しゃくれ投法がオススメです。

 

自然とあごが上がりやすく、首もとの緊張感が和らぎます。

 

口を「への字」に結んでいるプロ投手も多いですが、それでも同様の効果がありますね。

 

また、目線を上目遣いにするとどうしてもあごが引けてしまうので、「下目遣い」というのかわかりませんが、上から下を見下ろすようにすると、それも自然とあごが上がりやすくなりますね。

 

よく、日本人は脇やあごを締めたり引かせたりしがちですが、

 

ぜひお試しください🐮

 

 

 

 

 

股関節の使い方

バッティングにおける股関節の使い方について

思いついたので、メモとして残します。

野球の動作における回転局面でキーとなる下半身の使い方とは、股関節の入れ替えだと考えます。

その場で両足を軽く広げ、左右の股関節を交互に前に出して見てください。

ゆっくり動かすと、右股関節が前に出ると同時に右肩が前に左股関節が前に出ると左肩が前に出ます。

それを早く動かすと…

今度は右股関節が前に出ると左肩が前に、左股関節が前に出ると右肩が前に出る動きになります。(走る時の動き)いわゆるツイストの動きでしょうか?

これをバッティングに応用すると、スイングに入った瞬間に右打者だと右股関節を一気に前に出していきたいわけです。

ということは、

スイングに入る前(構え~ステップまで)はこの右股関節はできるだけ前に出さないようにしておくと、着地後一気に右股関節が前に出て、鋭いスイングにつながると思いませんか?

ということで、股関節の入れ替えを利用したバッティング動作の作り方(以下右打者)

①構え

まず自分のスタンスをとり、そこから右股関節を後ろに引き、左股関節を前に出した状態を作りましょう。グリップは体の正面に位置しますので、捕手側にトップを持っていきたい選手は、左手甲を投手に向けるようにする(または背屈させる)と良いです。
※無理にトップを深くとろうとすると右股関節が前に出てきてしまいます。やってみればわかります。

②ステップ
投球されると、左足をステップしますが、左足が着地するまで、右股関節を後ろにひいたままの状態をキープしたい。

キープの仕方はいくつかある

①右股関節を引き込んだまま足を上げる
※右足に乗りすぎると、崩れます。
②左手甲を投手に向ける動きをキープする
③構えはフリーで、ステップのときに、その形に持っていくようにする(マリナーズのカノーみたいな感じ、と言ってピンと来る人はかなりメジャー通?)

などです。興味ないと思いますが、私は③のタイプです(なら言うなよ)。

ステップしてトップ(アメリカではロードというらしい)の状態の時になっておきたい状態と反対の動作をしておくことによって、自然としやすくしているつもりです。


左足がステップし、着地するまで右股関節が後ろに引き込まれていれば、自然と一気に前に出るはずです。

 

そしてこれはもしかして、もしかしなくてもスローイングにも使えますね!

 

お試しあれ

 

 

打者走者の走塁について(駆け抜け編)

今日は打者走者が一塁を駆け抜ける時に心がけたい走塁についてのメモです。

 

・野手が処理する時~送球までは見る

→弾いたり明らかな暴投だと二塁を狙う走塁に切り替える

・ファーストの動きを見る

→基本駆け抜けだが、ファーストがタッチに来るとスライディングに切り替える

・駆け抜けでは、基本左足で踏む

→野手との接触を避ける。

・真っ直ぐに駆け抜け、速やかに止まる

→ファールゾーンに曲がっていく動きをすると、ファーストが送球を後ろにそらした場合二塁までが遠くなる。

・駆け抜けた後は必ず右側に視線をやる

→後ろに反らしている球を早く発見する

・1度でも次の塁をうかがう動きをすると、駆け抜けは失効するので、速やかにベースに戻る

→勘違いしている選手やチームもあるが、ファールゾーンにいても関係ない

 

 

打者走者が駆け抜ける時に大切なことは以上のことだと思われます。

 

全力で駆け抜けることだけ、意識して走った方が、少しだけ早く到達できるかもしれません。

 

しかし、相手の動きやプレーに素早く対応するには、絶対に見た方が早いし、ケガのリスクも少なくなります。

 

誤解しないでほしいのは、前回「非」全力プレーをすすめましたが、それは明らかに手を抜いて走るということではありません。

 

プレーヤーは、「状況判断ができる範囲でのMAXスピードで走る技術」を高めるべきなのです。

 

とりあえずがむしゃらに走っときゃいい。

 

そんな思考停止したプレーヤーを育てるのはもうやめましょう。

「非」全力疾走論

今回は私の野球観についての話題です。

 

多くのチームでは、チームの決め事として、「全力プレー」を奨励(徹底)しているのではないでしょうか?

特に走塁の全力疾走については、以下のように厳しく言われる傾向にあります。

・一塁駆け抜けのとき、ベースを踏む直前にスピードをゆるめると叱られる。

・フライが上がったあと二塁まで走らせる。

・打球を見ずにベースだけを見て走らせる。(コーチャーの指示)

・攻守交代もとにかく全力疾走。

・グラウンドに入ったら歩いての移動は許されない。

 

などなどです。これのどこが悪いのか、やって当たり前じゃないか、という意見もわかります。

 

そして強豪校などでは、それを「当たり前」として実践していますよね。

 

そんなことを何かの情報で聞いた若手指導者は、チーム作りの根幹にそれを掲げ日々と部活動の指導にいそしみます。

 

 

 

確かに全力プレーをすることによるメリットもあります。

 

しかし、野球は、全力でやったほうが勝ち、というスポーツではありません。

 

野球で大切なのは、「眼で見た情報をもとに最適に体を動かすこと」です。

 

例えば、内野ゴロ一塁駆け抜けにしても、打った後に脇目もふらず一塁に全力で走るのと、打球を見て走るのでは、見ながら走った方が相手のエラーなどにもすぐ気づき、駆け抜けからオーバーランにつなげやすいし、送球が自分の方にそれた場合でも、見ていて方向転換できる余裕を持っていればスライディングしてかわしたり、衝突を避けることにもなり、ケガも防げます。

 

「全力」を、過剰に意識させすぎると、力みを誘発し、また注意力を欠いてケガにもつながってしまうのではないかと感じます。

 

 

特に、誰よりも一生懸命やるけど、技術レベルに課題があるプレーヤーは、そこばかりに注意を向けてしまう傾向もあります。

 

全力プレーを心がけることだけで勝てるほど、野球は甘くありません。

 

確かな技術、より良い体の使い方、強い体作り、正しい考え方。

 

それが備わっていけば、自然とその時その時にベストを尽くすプレーヤーになっていくんではないでしょうか?

 

 

指導者に言われなくても、自分に必要なことを考え 、必要なものを取り入れ、プレーを楽しむ。自然と声を出したり、真剣にプレーする。そんなプレーヤーやチームを育てたいですね。

 

フライングエルボーの真実

久しぶりぶりブロッコリー

 

突然ですが、今日は上半身を効率的に使ったスイングの方法について考察したいと思います。

 

今日のテーマは

「フライングエルボーの真実」

 

です。

 

 

フライングエルボーって知ってますか?

 

構え~トップまでに後ろ肘を大きく上げることです。

 

イメージがわかなければ「フライングエルボー     野球」でググってください。(私は画像は貼らない。めんどくさいので)

 

一般的にフライングエルボーのメリットとしては、肘を下ろすスピードによりさらにバットを加速させることができると考えられ、多くの選手(特に外国人選手)は多く用いますよね。

 

しかし、日本人であまり積極的に採用しているバッターやチームにあまりお目にかかることがありません。(大谷翔平選手はやってる)

 

これは恐らくフライングエルボーのメカニズムに問題があり、打撃動作に取り入れると、違和感を感じる人が多いためでしょう。

 

しかし、多くの人は、あの高く上がった肘の形だけ真似しようとするから、違和感を感じるのです!(多分)

 

そうです。

 

フライングエルボーを採り入れるには、他の部分に目を向ける必要があるのです。

 

フライングエルボーを採り入れているバッターに共通している特徴としては…

 

 

①前肩が大きく下がっている(前肘はへそに近づくように)

②前腕がしっかりと曲がっている

 

 

があげられます。

特に、①の前肩が大きく下がっている状態は、キーポイントで、前肩を大きく下がった状態でステップしてスイングすると、スイング開始時には後ろ肘がおへそに向かっていき、逆に前肘が浮き上がり脇が開きます。

 

すると、体幹は強烈に縦回転され、スイング自体も、ボールの軌道に沿ってバットのヘッドを落とすようにスイングができます。

 

また、②のように前腕がしっかりと曲がっている方がよりグリップとヘッドが振り出しまで体に近い状態にあるので、力みもなくコントロールもしやすいのではないかと感じます。

 

日本の打撃指導では、トップはできるだけ深く、前腕は伸びた(また伸びきる直前)状態を作るよう指導されますが、見直す必要があるかもしれません。

 

 

ここで、楽にフライングエルボーの感覚が習得できる練習方法を紹介するので、試してみてください。(右打者を例に)

 

①両手でバットを持ち右肩にかつぐ。(ヘッドは地面に平行)

②①の状態からグリップを腹部まで下ろす。(ヘッドは地面に垂直になり、手と肘の位置が同じ高さになる)

③②の状態でグリップを左右に振り子のように揺らす。(前肩が下がったり後ろ肩が下がったりの状態になる)

④③で、右にグリップが振れたとき(前肩が下がったとき)に左足を踏み出す。(フライングエルボーの完成)

 

かなりグリップの位置は低いですが、フライングエルボーの定義は手の位置よりも肘の位置が高いということです。

 

こうすればかなり力みなく、そしてむしろ自然にフライングエルボーのポジションが作り出し、そのあとのスイングにも変化が起きることでしょう。

 

フライングエルボーは肘を上げるということがポイントではなく、正しく力が流れると、このポジションにセットされるようになると理想ですね。

 

みなさんも試してみてください。