SMART BASEBALL!

ある野球好きのブログです。

イップス改善策 その1

今日からはイップス(野球におけるスローイング)の具体的な改善方法を紹介していきたいと思います。

いくつかありますので何回かに分けて。

まず自分が最も効果的だったものからいきなり紹介します。

それは…

目(目線)のコントロールです。

自分のイップスの特徴として、投球動作が自分がしたい動きができず、腕が強く緊張してしまうというものがありました。

しかしこの特徴はシャドーピッチングや、近くでのネットスローでは全く出ず、そういう場面では気持ちよく動作できるのです。

イップスが出るのはある程度の距離にある目標に投げようとする時です。

私はこの原因が目にあると考えました。

投げる目標を見て投げると体がこわばるのです。

そこで改善策です。

①自分の投球腕を見ながら投げる

まずは自分の腕がどう動いているかを見て投げましょう。思うように動いてくれない腕も動いてくれます(自分の場合)。

実際に腕の動きのチェックにもなります。

ただし、投球腕を見ながらの動作なのでコントロールはメチャクソです。実際のプレーではそんな人いないでしょう。

②自分の足下を見ながら投げる

自分が目線をコントロールするとよくなることに気づいたのはこれがキッカケでした。

特に自分の場合はステップ~テークバックの時に動きがおかしくなるので、その時に自分の足下を見ながら投げると動きが良くなりました。

投げる瞬間には相手も見られるし、何となく周辺視野に相手も入っているので、①より実戦的です。

③リリースを見ながら投げる

投球動作中、リリースしたい場所を見たまま動作します。②よりさらに相手(目標)が周辺視野に入るのでより快適に投げられます。

④投球の軌道(仮想)を見ながら投げる

最終段階です。投球動作中、自分が投げたいボールの軌道をイメージし、それを見ながら投げます。プロでも恐らく無意識的にですが、そんな目線で投げている投手もいます。(ヤクルトの石川投手など)

イメージ的には、ボウリングをする時ヘッドピンだけを見て投げるのではなく、ヘッドピンをぼんやり見ながら手前のスパット(印)のどこを通すとヘッドピンに当たるかイメージしながら投げますよね。

目標を周辺視野におき、その前に通したい場所を中心視野に置く感覚です。意味分かりにくくてすいません。

イップスの程度により、①~④の練習を段階的に行うことが理想です。特に動作に問題を抱えている場合は①から行った方が良いでしょう。

具体的な練習方法は、また紹介します。

イップスの原因

続きです。

なぜ自分がイップスになったのかを分析してみると…

わかりません。
ただ、原因はいくらかあるのではないかと考えます。

原因1:性格
まず、自分の性格的に細かいところを気にしやすい性格です。プライドも高く、「こうしなければ」「こうでなければいけない」という思考を持ちやすい傾向もあるかもしれません。

原因2:フォーム改善中
当時の監督さんから、足を挙げたときに背中が丸まっているから伸ばしたほうがいいとアドバイスを頂き、試していた。しかし、何か力が入りにくい感じを抱き、迷いがあった。


原因3:一瞬の動きを意識
フォームを変えてみると、球が走らない感覚があり、何かの参考にと、プロ野球中継を、みているとスローで、投手の腕のしなりや、胸の張りを真似しようとした。すると、さらにタイミングがわからなくなりリリースの感覚を失う。

原因4:筋の萎縮
上手く投げられなくなると、特に腕の筋肉を使って投げようとするようになる。特に上腕二頭筋が強く緊張し、さらにスムーズな動きを阻害される。悪い時はボールをテークバックの時に後頭部にぶつけてしまう。

原因5:失敗イメージの定着
投げようとすると、上記のようなイメージがわいてきて、「また失敗するかも」と思うように。いいイメージを持とうとしても、悪いイメージの動きを感覚として覚えていて、再現してしまう。

こんなところに原因があったのではないかと感じます。イップスは本当に辛い。自分ももしイップスにならなければ…と未だに悔やみます。でもある程度の解決方法はこういう経験をしたからこそ手に入れることができました。

また次回からはその解決方法を掲載していきます。もし、イップスで悩まれている人がいればその一助になれば幸いです。

イップス

今日はイップスについて書いてみようと思います。

イップスとは、ある程度技術的には習熟度が高いプレイヤーが、ある動作を行おうとしたときに、極度の精神的な不安や緊張により、筋が強く萎縮し、遠近感などの感覚も悪くなり、普段簡単に出来ていたはずの動作ができなくなることだと自分は解釈しています。

私もイップスになった経験があります。

あれは中学校一年生の秋ごろでした。
当時新チームになり、投手をしていた私は練習試合で登板をしていました。

回が進んでいって調子よくすすんでいっていましたが、突然ボールが抜け始めます。

どんどんコントロールが定まらなくなり(もともと良くなかったが)、何人も連続でフォアボールを出したところで降板。

その後の登板でも回が進むと、そういった状況になり、四死球連発。

「何で?」
と思っているうちに、どんどん症状は悪化。自分のフォームを見失い、普通のキャッチボールもままならなくなります。

ボールを投げようとすると、1回動作が止まるようになったり、テークバックの時に腕が頭にぶつかるようになったり…

ついには投手は続けられなくなり、外野手にコンバートされました。

その当時は「イップス」という言葉も知らず、仲間や先生に相談するも、解決方法は見つからず…

結局大学で野球を引退するまでイップスとの戦いは続きました。

野球は大好きですがイップスが出るときは変な汗をかくし、みんなが楽にできるキャッチボールが苦痛で仕方ありませんでした。

今も少し名残が出てくるときもありますが、解決方法や対処法を見つけ、ある程度コントロールできるようになりました。

イップスで悩んでいるプレイヤーも多いと思います。もし私の記事がそれのヒントになれば幸いです。また近日中にアップします。

ブログはじめました

はじめまして、鉄腕です。

ある中学校で野球部の顧問をしています。

日頃自分が指導していることや、考えていることなどを、残していきたいな~
と思い、ブログを始めてみました。

まだまだ未熟者なので、いろいろアドバイスいただけるとありがたいです。

それでは、よろしくお願いします。